非常によく嘘をつく

自分自身を偉大な人物や同情すべき「可愛そうな人」に見せるためにサイコパスが使う技の一つが嘘をつくことです。

サイコパスが非常によく嘘をつくのは、自分のした事が結果的にどういう事態を招くかということに恐ろしく鈍感で、しかも他人を操りたいという衝動が強いからであると考えられます。

サイコパスは自分自身を偉大な人物や同情すべき「可愛そうな人」に見せるために嘘をつく

後先を考えない嘘

誰でも体裁を保ったり、見栄をはったり、事を荒立てないようにするために多少の嘘をつくことはあるでしょう。

しかし、我々は通常、サイコパスのように平気で大胆に、堂々と嘘をつく人間に出会う事はほとんどありません。

例えば、初めて会った人物が、「私は内科医をしています」と言えば、疑うことから始めるという人は少ないのではないかと思います。

もちろん、明らかに身なりがみすぼらしいとか、医療用語の基礎も知らないというのであれば話は別です。

しかし、相手がそこそこ知的な外見を持っていて、会話の中に「それらしさ」を感じたら、わざわざ「ウソなんじゃないか?」とは考えないはずです。

常識的に考えれば、そんな嘘をついて後でバレれば恥をかくだけですし、どう考えてもデメリットの方が明らかですから、動機の上でも理不尽な行動です。

しかし、サイコパスは目先の退屈しのぎや、自分が優位に立つことを優先して、迷わず嘘をつくという行動をとります。

そして少なくとも本性を知られるまでの一定の期間は、自分を魅力的な人物に見せようとするわけです。

本人すらそれを信じているように見える

善良な人なら、嘘をついた時に罪悪感を感じたり、バレたときのことを想像してビクビクしたり、自分自身を恥ずかしく思うという気持ちが沸いて来るでしょう。

そして、そういう気持ちが言動にぎこちなさを与え、他人から嘘を見破られることに繋がります。

しかし、サイコパスは嘘がバレることを普通の人のように恐れたり、自分を恥じたりすることがありません。

これによってサイコパスは嘘をついている本人自信がそれを信じ込んでいるかのごとく、まるで熟練した役者のように見事な演技力を発揮することができるのです。

この巧みな嘘によって、サイコパスは素人だけでなく、カウンセラーや心理学者などの専門家すら騙し、操ることがあると言われているほどです。

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