サイコパスの存在を忘れない

サイコパスの餌食にならないためにまず一番はじめにすべきことは、世の中には良心を持たず、あなたがどんなに愛情を持って誠実に・好意的に接しても無駄な相手が存在するということをきちんと認識し、それを忘れないようにすることです。

最も大きな弱点

繰り返しになりますが、サイコパスが最もつけこみやすい善良な人々の弱点は、
「この世に本当の悪人などいない」
「人間同士なら話せば分かり合える」
というような、どこか性善説(人間の本性は、本来“善”であるということ)に則った考え方です。

だから被害者とならないためには、我々の生きている社会の中に悪魔のような人間が一定の割合で潜んでいることを忘れないようにしなくてはなりません。

人は、想定外の危機に対して驚くほど無力なものです。

例えば道端に空き缶が落ちていたとして、それをわざわざ遠巻きに避けて通る人はあまりいないでしょう。普通はすぐ横を通りすぎるだけ。人によっては蹴っ飛ばすくらいのことはするかも知れません。

まずは危機の存在を知る必要がある

しかし、もしも「空き缶型の爆弾で無差別に人を殺すテロリスト」がうろつき回っていて、実際にその爆弾で死亡者が出ているとしたら、その情報を頭に入れておくことで被害者になる可能性を減らすことが出来るはずです。

警戒心を解くのは段階的に

特に社交的な性格の人は、相手が初対面の人物であっても簡単に自分の身の上話をしてしまったり、長年付き合っている親しい友人と同じように自分の家に招いてしまったりすることがよくあります。

しかしこれは極端に言えば、入社したばかりのアルバイトに会社の金庫の暗証番号を教えてしまうようなものです。

人間の本性というものは、それが分かるまでに一定の時間がかかります。

そしてサイコパスが一見、社交的で魅力的な人物であることも、既に「口達者で一見、魅力的」の項目などで書いた通りです。

相手がどんなに素敵に見えても、その内面を深く知っていると思えるようになるまでは、安易に信用しないようにしましょう。

本当に親密になれるような相手なら、急がなくても自然と人間関係は進展していくはずだと思います

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