サイコパスは何をするのか

もしもサイコパスが良心を感じられないというだけの存在で、他人と関わることなくひっそりと人生を終えるのであれば、何の問題もありません。

しかし、欲望だけは人並みにあり、心のブレーキか効かないサイコパスに人畜無害を期待するのは無理というものでしょう。

それでは、サイコパスたちが実際にどんな悪さをするのでしょうか?そしてどんな風にして人に害を及ぼすのでしょうか?

有能なサイコパス

サイコパスの中でも特に知能が高かったり、人を「たらしこむ」才能を持っているサイコパスは、大規模な組織を支配しようとします。

悪どいビジネスや詐欺で大金持ちになったり、人々を巧みに操ってカルト宗教の教祖や権力を持った地位に収まったりするのが有能なサイコパスの行動パターンです。

有能なサイコパスは、人々を支配する

マーサ・スタウト氏はサイコパスにとって現実の世界が「支配ゲーム」であると表現しましたが、優秀なサイコパスはたくさんの「駒」を動かす戦略ゲームをプレイしている、という感じでしょうか。

サイコパスだったと考えられている歴史上の独裁者などもここに分類されます。

それほど有能ではないサイコパス

人よりもやや有能~人並み程度のサイコパスは、有能なサイコパスほど多くの人を支配することはできません。

一部の人たちの目には堂々とした発言や、愛想の良い態度から「魅力的な人物」と映るかもしれませんが、その影響範囲は限定されます。

それでも支配欲を満たそうとするサイコパスは、いくらかの人を支配できるポストを求めます。

例えば小さなビジネスのオーナーや企業の管理職、教師、公的な機関の管理者として、あるいは家族の中のリーダーとして自分より弱い立場の人を支配するのです。

自分よりも弱い立場の人に威圧的な態度を取る場合が多いのも、このクラスのサイコパスの特徴のようです。

性格によっては、いつも不満をまき散らすように怒っていたり、暴力的だったりもするかもしれません。

寄生するサイコパス

能力や野心の無いサイコパスは、他人や社会の支配者になるのではなく、いかに楽をして生きるかを追及します。

他人からは「ダメな人」と思われることもしばしばですが、サイコパスはそんな自分を恥じることはありません。

逆に、「私はダメな人間だから」と言いつつ「かわいそうな人」であるかのように振る舞い、家族や親しい友人、恋人などの同情心を利用して、寄生虫のような人生を送ります。

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