自分を責める被害者たち

迷惑行為や犯罪の被害に遭ってしまった時は、加害者に対しての怒りを覚えるのが普通だと思います。

しかし、サイコパスに関わってしまった場合、被害者が逆に自分自身を責めてしまうことも珍しくないようです。

特に人間関係に対して高い理想を持つタイプの人は、心に必要以上のダメージを負ってしまわないように注意して下さい。

自分も悪いのかも?という心理

人と人との間に生まれるトラブルは、片方だけが完全に悪くもう一方には完全に責任が無い、ということは比較的少ないと考える人が多いと思います。

もちろんどちらか一方に原因がある場合もありますが、多くの場合はお互いの相性の悪さが要因の一つだったり、それが本人の責任かどうかは別として、被害者が「ターゲットになりやすい性質」を持っていたりするものです。

だから余程感情的になっていたり、自身過剰な性格でない限り、人は自分に非があるかどうかということについて一度くらいは考えるはずですし、それが正常というものです。

サイコパスが相手なら要注意

しかし、サイコパスの被害者にとっては、この「自分自身の言動を振り返る」ということが、自分自身の首を絞めることになります。

特に他人を非難したり、他人の行動を指摘することに罪の意識を感じる人は要注意。

自己批判が心の傷を広げる

「こんな風に思うなんて、きっと自分はどうかしてるんだ」
「自分だって完全じゃないのに、批判する資格なんて…」

サイコパスから受ける直接的な被害に加えて、自分の性格や考え方を責めたり、後悔することで、心に二重のダメージを負ってしまう事が多いのです。

対応の遅れを招く

そして、問題の責任を自分の中に探そうとする考え方は、サイコパスを危険な存在と判断し、その情報を他の人と共有するまでの時間を引き延ばしてしまいます。

だからサイコパスの正体が明らかになると、
「実は私も、以前からあの人は変だと思っていた」
という人が続々と現れたりしますが、誰もがそれを心の中にしまい込んでいるうちは、サイコパスに自由を与えていることになってしまうわけです。

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