参考文献

サイコパスに関する文献をご紹介します。

良心をもたない人たち―25人に1人という恐怖


Martha Stout (原著), 木村 博江 (翻訳)
出版社: 草思社
発売日: 2006/01

サイコパスについて知りたいたら、まず最初にお勧めしたいのがこの本です。
高い知能とハンサムな外見を武器にビジネスの世界でのし上がっていく「スキップ」、無免許の精神科医として患者を陥れる「ドリーン」、怠惰な毎日を過ごすために異性に寄生する「ルーク」など、著者のマーサ・スタウト氏の実際の経験を元にしたサイコパスのモデルケースが分かりやすく紹介されていて、非常に読みやすい内容となっています。

診断名サイコパス―身近にひそむ異常人格者たち


Robert D. Hare (原著), 小林 宏明 (翻訳)
出版社: 早川書房
発売日: 2000/08

こちらも著者のロバート・D・ヘア氏の実体験が盛り込まれていて、サイコパスの習性を理解するのに役立つ内容となっています。
また、この本では反社会的人格障害の診断基準となる項目についても紹介されています。

平気でうそをつく人たち―虚偽と邪悪の心理学


M.Scott Peck (原著), 森 英明 (翻訳)
出版社: 草思社
発売日: 1996/12

この本は直接サイコパスを扱った本ではありませんが、「自分の非を絶対に認めず、自己正当化のためにうそをついて周囲を傷つける“邪悪な人”の心理」について書かれていて、やはり半社会的な行動を取る人物の実例が紹介されています。
少し古い本ですが、このサイトで言うところの「デミ・サイコパス」を含めた人格異常の行動パターンをイメージするには役立つと思います。

サイコパス-冷淡な脳


ジェームズ・ブレア (著), デレク・ミッチェル (著), カリナ・ブレア (著), 福井裕輝 (翻訳)
出版社: 星和書店
発売日:2009/7/17

この本は普通の読み物というより少し専門書に近いかも知れません。
サイコパスの脳の構造の生理学的な特長や心理学的な実験に対しての結果データなど、学術的なデータと考察が豊富に盛り込まれた内容となっています。
決して取っ付き易いとは言えないタイプの本ですが、サイコパスの本質に迫りたいという方にとっては貴重な一冊と言えるでしょう。

サイコパスの犯罪―元弁護士山崎正友の心の闇


中田 光彦 (著)
出版社: 潮出版社
発売日:2002/05

この本はサイコパス関連の書籍としては珍しく、サイコパスと思われる山崎正友という人物についてだけ焦点を当てて書かれた本です。
この本から得られる知識は限定的だと思いますが、チェックリストによって対象者に細かな「点数付け」を行っていたりもするので、そのあたりが参考になるかも知れません。

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